TALIX & DingTalk A1は、2026年1月5日に発売されたAIボイスレコーダーです。DingTalkアプリとの連携により、録音・文字起こし・分析まで一貫して行えます。
とはいえ、同じような機能を持つ製品は多く登場しており、「TALIX & DingTalk A1は何が特徴なの?」「TALIX & DingTalk A1とほかのAIボイスレコーダーの違いは?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、TALIX & DingTalk A1とは何か、機能・料金・使い方・安全性などを解説します。類似商品としてPlaudやNottaのAIボイスレコーダーとの比較も行うので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
TALIX & DingTalk A1とは?
「TALIX & DingTalk A1」は、デジタル製品ブランド「TALIX(タリックス)」とAlibaba系のビジネスコミュニケーション基盤「DingTalk(ディントーク)」が共同開発したAIボイスレコーダーです。2026年1月5日に発売されました。
ここではTALIX & DingTalk A1の仕組みや料金プラン、主な機能などについて解説します。
TALIX & DingTalk A1の仕組み
TALIX & DingTalk A1は、専用デバイスで音声を取得し、DingTalkアプリ・クラウドと連携して処理する仕組みを採用しています。録音された音声は、スマートフォンやDingTalkアプリを介して同期され、音声認識・翻訳・分析などのAI処理が実行されます。
音声認識には Alibaba系の音声認識基盤(Fun-ASR) が利用されており、中国語・英語を中心に多言語対応が可能です。また、DingTalkの業務データ(カレンダー、タスク、チャット)と連携することで、会話内容からToDo抽出や業務記録への反映といった高度な処理が行えます。
TALIX & DingTalk A1の料金プラン

TALIX & DingTalk A1は、利用目的や処理量に応じて3つのサブスクリプションプランが用意されています。各プランの特徴をチェックしておきましょう。
Starter
Starterプランは、基本的な録音・文字起こし機能を試したいユーザー向けのエントリープランです。月300分までの文字起こしが可能で、議事録作成機能や専門用語登録機能も利用できます。話者識別や議事録テンプレートが使える点は上位プランと同等ですが、主に日本語・英語・中国語の3言語に対応しています。
Pro
Proプランは、本格的なTALIX & DingTalk A1の利用を検討するユーザー向けの有料プランです。月の文字起こし時間は1,500分に増え、対応言語も120以上に拡張されています。料金は月額払いの場合は2,480円/月、年額払いの場合は15,000円/年です。
Unlimited
Unlimitedプランは、文字起こし時間に制限がない最上位プランです。基本的な機能はProプランと大差ありませんが、長時間の録音・文字起こしを行うユーザーにはおすすめできます。料金は月額払いの場合は4,280円/月、年額払いの場合は36,000円/年です。
TALIX & DingTalk A1の機能
TALIX & DingTalk A1は、録音から分析までを一気通貫で行える点が最大の特徴です。ここでは、TALIX & DingTalk A1の主要な機能について解説します。
外部音声・通話音声の録音機能
TALIX & DingTalk A1は、対面での会話音声や通話音声を安定して録音できる設計になっています。スマートフォン単体の録音と比べ、専用デバイスを使うことで、環境音や距離の影響を抑えた音声収録が可能です。会議室での複数人会話、営業先での商談、電話でのやり取りなど、ビジネス現場で発生する音声を幅広くカバーします。
音声の文字起こし機能

TALIX & DingTalk A1で録音した音声は、DingTalkと連携することで自動的に文字起こしされます。独自AIモデル「Fun-ASR」をベースとした音声認識により、日本語を中心に中国語、英語など多言語での文字起こしが可能です。
分析レポート生成機能

TALIX & DingTalk A1では、文字起こしデータをもとに会話内容の分析レポートを自動生成できます。具体的には、会話の要点整理、アクションアイテム(ToDo)の抽出などが可能です。AIによる自動要点抽出ではシーン別に用意された200以上のテンプレートが活用できます。
リアルタイム翻訳機能

TALIX & DingTalk A1には、8種類の主要言語対応のリアルタイム翻訳機能や、21言語の同時翻訳機能も備わっています。音声を入力すると同時に指定言語へ翻訳した字幕が表示されるため、多言語での会議・商談などにも便利です。会話音声を文字起こししたうえで、指定言語へ翻訳することで、国際会議や多国籍チームでの情報共有を円滑にできるでしょう。
録音・文字起こしデータの管理機能

生成された音声・テキストデータは、DingTalk上で一元管理できます。日時、会議名、参加者などの情報と紐づけて保存されるため、あとから必要な記録を探しやすい構造です。企業内ナレッジとして蓄積し、教育・評価・業務改善などに活用できる点が、一般的なボイスレコーダーとの大きな違いだといえます。
TALIX & DingTalk A1の口コミ・評判
TALIX & DingTalk A1の口コミ・評判について解説します。
TALIX & DingTalk A1のよい口コミ・評判
TALIX & DingTalk A1のよい口コミ・評判としては、以下のようなものが挙げられます。
”TALIX DingTalk A1を購入して使用していますが、想像以上に便利です。まず本体が非常に軽量コンパクトで、ポケットに入れても邪魔になりません。持ち運びのストレスがないのは大きなメリットです。
肝心の録音品質ですが、AIアシスタント機能のおかげで音声認識の精度が高く、会議や打ち合わせの内容をしっかり記録できます。ノイズキャンセリング機能も優秀で、クリアな音声が録れています。
操作もシンプルで直感的に使えるため、機械が苦手な方でも問題なく使えると思います。文字起こし機能も便利で、議事録作成の時間が大幅に短縮されました。ビジネス用途で録音デバイスを探している方にはおすすめできる製品です。”
引用:Amazon
”無事到着しました。仕事で使用するため購入しました。機能が良く、大きさがちょうど良いです。録音してみましたがとても聞き返しやすく、文字起こしや要約もアプリで簡単にできて便利でした。翻訳機能もあり海外出張の際に使用できそうです。とても良い商品に出会えてました。ありがとうございました。”
引用:Amazon
これらの口コミでは、TALIX & DingTalk A1の機能やサイズ、操作性などを高く評価しています。ビジネスシーンなどで携帯し、録音・文字起こしを行う一連の使い方においては、とくに不自由なく利用できるといえるでしょう。
TALIX & DingTalk A1の気になる口コミ・評判
一方、TALIX & DingTalk A1の気になる口コミ・評判としては、以下のようなものが見られます。
”アプリの動作がモタモタしてる。文字起こしに中国語体の漢字が散見される。
選べるAI言語モデルが、アリババ系のqwen3やDeepSeekしかない。悪く無いAIだが、要約の賢さはChat-GPTやgemini3に及ばず、使いづらい。
マイク性能は、ノイズを拾いにくいものの集音能力自体はiphoneと大差ない。
あと、無料枠300分なんて、あっという間に無くなる。有料プランが他社より高い。
というか、文字起こし以外はGeminiに任せることになるので、機能を半分も使ってない。”
引用:Amazon
”書き起こしやアプリ等の表記にちょくちょく中国語が混ざる。この系統の商品を購入したいならPLAUDを購入した方がよいと思う。”
引用:Amazon
”録音品質は非常にクリアで満足していますが、「日本語特化」を謳う割には、要約の誤字が目立つ点が気になりました。
特に音声メモの文字起こしに中国語が混入するのは実用面でイマイチでした。ワンタッチのボイスメモ的な感じで割り切れそうですが、要約の精度含めて改善に期待したいところです。
また、変換補完用のキーワード登録機能もありますが、50文字では物足りないと感じました。
あと、細かい点になりますが、本体がケースから取り出しにくいといった物理的な不便さも感じました。”
引用:Amazon
気になる口コミでとくに指摘されているのは、日本語の文字起こし精度です。公式では「日本語特化」を謳っているものの、「中国語体の漢字で出力されてしまう」という声が多く上がっています。これは、処理モデルが中国発の「Qwen」「DeepSeek」のみで、自然な日本語表現に優れる「Claude」などの処理モデルを利用できない点などが原因だといえるでしょう。
日本語での文字起こし・要約・解析などをメインに使うのであれば、TALIX & DingTalk A1に関する上記のような特徴については注意が必要です。
TALIX & DingTalk A1とPlaud・Nottaの比較
PlaudやNottaも、文字起こし機能やAI要約機能などを備えたAIボイスレコーダーを提供しています。ここでは、TALIX & DingTalk A1とPlaud・NottaのAIボイスレコーダーを比較します。
Nottaについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
▶︎文字起こしツールNottaとは?実際の精度や使い方、料金などを解説
AIボイスレコーダーの仕様比較

TALIX & DingTalk A1とPlaudのAIボイスレコーダー3機種、NottaのNotta memoの全5機種の仕様を比較すると以下の表のとおりです。
| 製品名 | TALIX & DingTalk A1 | Plaud NotePin | Plaud Note | Plaud Note Pro | Notta memo |
|---|---|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 32,800円 | 27,500円 | 27,500円 | 30,800円 | 23,500円 |
| 収音性能 | 不明 | 最大3m | 最大3m | 最大5m | 3m以内奨励 |
| 録音モード | 対面・通話録音を自動切り替え | 対面録音のみ | 対面・通話録音に対応 | 対面・通話録音を自動切り替え | 対面・通話録音に対応 |
| 連続録音時間 | 最大45時間(最大60日間の待機時間) | 最大20時間(最大40日間の待機時間) | 最大30時間(最大60日間の待機時間) | 音声強化モード:最大30時間(最大60日間の待機時間) 長時間駆動モード:最大50時間(最大75日間の待機時間) |
最大30時間(約28日の待機時間) |
| 材質 | 不明 | アルミニウム合金&ポリカーボネート | アルミニウム合金 | アルミニウム合金&Corning® Gorilla® Glass | アルミニウム |
| 重さ | 40.8g | 16.6g | 30g | 30g | 28g |
| サイズ | 約91.6×60×3.8mm | 約51×21×11mm | 約85.6×54.1×2.99mm | 約85.6×54.1×2.99mm | 約86.1×55.1×3.5mm |
| マイクの数 | 全指向性マイク×5、骨伝導マイク×1 | MEMSマイク×2 | MEMSマイク×2、VPU×1 | MEMSマイク×4、VPU×1 | MEMSマイク×4、骨伝導マイク×1 |
| 装着方法 | MagSafe対応ケースで、スマートフォンに装着 | マグネットピン、クリップ、リストバンド、ネックストラップ | MagSafe対応ケースで、スマートフォンに装着 | MagSafe対応ケースで、スマートフォンに装着 | MagSafe対応ケースで、スマートフォンに装着 |
| ディスプレイ | AMOLED技術を採用した高精細ディスプレイ | ー | ー | AMOLED技術を採用した高精細ディスプレイ | OLED |
| ファイル転送 | Bluetooth (BLE 5.2)、デュアルバンドWi-Fi (2.4GHz & 5GHz) | Bluetooth (BLE 5.2)、Wi-Fi (2.4GHz) | Bluetooth (BLE 5.2)、Wi-Fi (2.4GHz) | Bluetooth (BLE 5.4)、デュアルバンドWi-Fi (2.4GHz & 5GHz) | Bluetooth |
TALIX & DingTalk A1は、対面録音と通話録音を自動で切り替えられる点が特徴です。Plaud Note Pro同様、着信があった際に通話録音ボタンを操作せずに録音を開始できます。最大収音距離は公表されていませんが、中・遠距離の録音に適したモードも搭載。ほかの機種と同じく3m程度の距離であれば問題なく録音できると考えられます。
マイクは全指向性マイクが5つ付いているのが特徴です。ほかの機種と比べるとマイクが多く、5名の話者を聞き分けられると謳っています。Plaud Note Pro同様、AMOLED技術を採用した高精細ディスプレイを搭載しており、ディスプレイの視認性も十分です。
連続録音時間は最大45時間と、Plaud Note Proに次ぐ長さを実現しています。日中使い続けても2日以上利用できる性能です。最大60日間の待機も可能なので、Notta memoと比較すると充電の手間は少ないといえるでしょう。
サイズは長さ・幅・厚みのいずれもほかの機種と比べるとやや大きめです。重量も約41gとPlaud NoteやNotta memoと比べると10g程度重くなっています。実用上で差を感じるほど大きな違いではありませんが、コンパクトさや軽量さを追求したい場合は注意が必要です。
TALIX & DingTalk A1の通常価格は32,800円で、比較したほかの機種よりも高めに設定されています。無料の料金プランもあるためランニングコストは抑えられるものの、初期費用を抑えたい場合には要注意です。
まとめると、収音性能やバッテリー性能はPlaudの最上位機種Plaud Note Proと同水準であると考えられます。一方、サイズがやや大きく重い点や、価格が高めに設定されている点はデメリットだといえるでしょう。
PlaudのAIボイスレコーダーについては、それぞれ以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
▶︎世界初のAIボイスレコーダー「Plaud Note」徹底解説!魅力と使い方ガイド
▶︎Plaud NotePin(プラウドノートピン)の徹底レビューと使い方完全ガイド
▶︎Plaud Note Proとは?他モデルとの違いや料金、性能などを解説
処理モデルの比較

各社の製品が処理に用いる主なAIモデルは以下の表のとおりです。
|
製品 |
処理に使うAIモデル |
|
TALIX & DingTalk A1 |
Qwen、DeepSeek |
|
Plaud |
GPT、Gemini、Claude |
|
Notta |
GPT、Claude |
TALIX & DingTalk A1が採用しているAIモデルは中国発のQwenとDeepSeekです。対して、NottaはGPTとClaudeを採用。PlaudはGPTとClaudeに加えて、Geminiも採用しています。各AIモデルの強みとしては一般的に以下のように説明できます。
| 製品名 | TALIX & DingTalk A1 | Plaud NotePin | Plaud Note | Plaud Note Pro | Notta memo |
|---|---|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 32,800円 | 27,500円 | 27,500円 | 30,800円 | 23,500円 |
| 収音性能 | 不明 | 最大3m | 最大3m | 最大5m | 3m以内奨励 |
| 録音モード | 対面・通話録音を自動切り替え | 対面録音のみ | 対面・通話録音に対応 | 対面・通話録音を自動切り替え | 対面・通話録音に対応 |
| 連続録音時間 | 最大45時間(最大60日間の待機時間) | 最大20時間(最大40日間の待機時間) | 最大30時間(最大60日間の待機時間) | 音声強化モード:最大30時間(最大60日間の待機時間) 長時間駆動モード:最大50時間(最大75日間の待機時間) |
最大30時間(約28日の待機時間) |
| 材質 | 不明 | アルミニウム合金&ポリカーボネート | アルミニウム合金 | アルミニウム合金&Corning® Gorilla® Glass | アルミニウム |
| 重さ | 40.8g | 16.6g | 30g | 30g | 28g |
| サイズ | 約91.6×60×3.8mm | 約51×21×11mm | 約85.6×54.1×2.99mm | 約85.6×54.1×2.99mm | 約86.1×55.1×3.5mm |
| マイクの数 | 全指向性マイク×5、骨伝導マイク×1 | MEMSマイク×2 | MEMSマイク×2、VPU×1 | MEMSマイク×4、VPU×1 | MEMSマイク×4、骨伝導マイク×1 |
| 装着方法 | MagSafe対応ケースで、スマートフォンに装着 | マグネットピン、クリップ、リストバンド、ネックストラップ | MagSafe対応ケースで、スマートフォンに装着 | MagSafe対応ケースで、スマートフォンに装着 | MagSafe対応ケースで、スマートフォンに装着 |
| ディスプレイ | AMOLED技術を採用した高精細ディスプレイ | ー | ー | AMOLED技術を採用した高精細ディスプレイ | OLED |
| ファイル転送 | Bluetooth (BLE 5.2)、デュアルバンドWi-Fi (2.4GHz & 5GHz) | Bluetooth (BLE 5.2)、Wi-Fi (2.4GHz) | Bluetooth (BLE 5.2)、Wi-Fi (2.4GHz) | Bluetooth (BLE 5.4)、デュアルバンドWi-Fi (2.4GHz & 5GHz) | Bluetooth |
AIモデルの特徴からは、TALIX & DingTalk A1は日本語を含むアジア圏の言語理解が強みであり、日本語の文字起こしや他言語への翻訳などで高い精度が期待できると考えられます。一方、ユーザーからは「日本語表現に一部中国語体の漢字が混ざる」など気になるコメントがある点には注意が必要です。
一方、PlaudやNottaのように文脈理解に強いGPTや、自然な日本語表現ができるClaudeが選べない点はデメリットです。要約やタスク抽出といった文字起こし以降の分析においては、PlaudやNottaのほうが活躍する可能性があります。
機能の比較

TALIX & DingTalk A1・Plaud・Nottaで利用できる主な機能の比較結果は以下のとおりです。
| 機能 | TALIX & DingTalk A1 | Plaud | Notta |
|---|---|---|---|
| AI要約 | ◯ | ◯ | ◯ |
| 要約テンプレート | 200以上 | 10,000以上 | 汎用テンプレートのみ |
| 話者分離 | ◯ | ◯ | ◯ |
| AIチャット | × | ◯ | × |
| 対応言語数 | 120言語以上 | 112言語 | 58言語 |
AIによる要約は、いずれのサービスも対応しています。TALIX & DingTalk A1は、AIアシスタントによる音声・文字起こしデータの分析機能が特徴的で、Plaud同様、タスク抽出などにも対応しています。要約テンプレートも分野別に200以上備えていますが、テンプレート数では10,000以上備えているPlaudのほうが豊富です。
また、AIチャット機能が確認できない点もTALIX & DingTalk A1の気になるポイントです。Plaudなら「Ask Plaud」機能を活用すると、AIに質問を投げかけるだけで会議のポイントや決定事項などを教えてくれます。優れたAIアシスタント機能を重視するなら、Plaudも有力な選択肢となるでしょう。
料金プランの比較

TALIX & DingTalk A1・Plaud・Nottaの料金プランについて、価格や制限などについて比較します。
無料プランの比較
TALIX & DingTalk A1・Plaud・Nottaの無料プランを比較すると、以下の表のとおりです。
| 項目 | TALIX & DingTalk A1 | Plaud | Notta |
|---|---|---|---|
| 月間文字起こし時間 | 300分/月 | 300分/月 | 120分/月 |
| 1回の文字起こし時間 | 300分 | 300分 | 3分 |
| 対応言語数 | 主に日本語・英語・中国語 | 112言語 | 58言語 |
| 専門用語登録機能 | ◯ | ◯ | × |
| 話者分離機能 | ◯ | ◯ | ◯ |
| AI要約 | ◯ | ◯ | 10回/月まで |
| 要約テンプレート | 200以上 | 10,000以上 | 汎用テンプレートのみ |
| AIチャット機能 | × | ◯ | × |
TALIX & DingTalk A1の無料プラン「Starter」は、Plaudと同じく月300分まで文字起こしが可能です。月間文字起こし時間内であれば1回の文字起こし時間に制限もなく、制限が厳しいNottaと比べると実用的だといえるでしょう。
一方、対応言語が主に日本語・英語・中国語です。これら以外の言語での文字起こし・翻訳を行うのであれば、Plaudの無料プランのほうが使い勝手がよいでしょう。そのほかの機能は有料プランと同等です。
有料プランの比較
続いて、文字起こし時間が無制限のプランについて、TALIX & DingTalk A1・Plaud・Nottaを比較します。各サービスの該当プランを比較した結果は以下の表のとおりです。
| 項目 | TALIX & DingTalk A1 | Plaud | Notta |
|---|---|---|---|
| 料金(月額払い) | 4,280円/月 | ー | 4,180円/月〜 |
| 料金(年額払い) | 36,000円/年 | 40,000円/年 | 30,096円/年〜 |
| 月間文字起こし時間 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| 対応言語数 | 120言語以上 | 112言語 | 58言語 |
| 専門用語登録機能 | ◯ | ◯ | ◯ |
| 話者分離機能 | ◯ | ◯ | ◯ |
| AI要約 | ◯ | ◯ | ◯ |
| 要約テンプレート | 200以上 | 10,000以上 | 汎用テンプレートのみ |
| AIチャット機能 | × | ◯ | × |
TALIX & DingTalk A1の文字起こし無制限プラン「Unlimited」は、月額4,280円、年額36,000円で利用できます。Plaudよりもやや月あたり約300円ほど安価な価格設定は魅力です。無料プランと比べると対応言語数も120以上に拡張されます。
一方、文字起こし時間や対応言語数以外の機能追加は確認できず、要約テンプレート数やAIチャット機能を考慮したトータルでの機能性はPlaudのほうが高いともいえるでしょう。
セキュリティの比較

TALIX & DingTalk A1のようなサービスに関連するセキュリティ・コンプライアンス規格には、以下の表のようなものがあります。
| フレームワーク名 | 概要 | 対応する保証ポイント |
|---|---|---|
| ISO/IEC 27001 | 情報セキュリティマネジメントの国際規格 | 組織的な情報セキュリティ管理体制を確立 |
| ISO/IEC 27701 | プライバシー情報管理の国際規格(ISO 27001を拡張) | 個人情報保護の国際基準に沿った管理が可能 |
| SOC 2 Type II | 年次監査によりセキュリティ・可用性・機密性などの内部統制を第三者が評価するフレームワーク | 継続的な運用レベルでの信頼性を証明 |
| HIPAA | 米国の医療情報保護法。PHI(個人健康情報)の保護基準に準拠 | 医療情報など機微データの管理基準をクリア |
| GDPR | EU一般データ保護規則。個人情報の処理・越境移転などを厳格に規制 | EU域内のプライバシー法に完全対応 |
| APPI | 日本の個人情報保護法。個人データの適正な取り扱いを規定 | 日本国内の法的要件を遵守し、漏洩防止や安全管理措置を保証 |
| CCPA/CPRA | カリフォルニア州消費者プライバシー法。消費者のデータ権利を強化 | 米国内で最も厳格な州法に準拠し、透明性と拒否権(オプトアウト)を確保 |
これに対して、PlaudとDIng Talk(TALIX & DingTalk A1)の対応状況とAI学習への利用有無を比較したものが以下の表です。
| 項目 | Plaud | Ding Talk(TALIX & DingTalk A1) |
|---|---|---|
| ISO/IEC 27001 | ◯ | ◯ |
| ISO/IEC 27701 | ◯ | ◯ |
| SOC 2 Type II | ◯ | ◯ |
| HIPAA | ◯ | 不明 |
| GDPR | ◯ | ◯ |
| APPI | ◯ | 不明 |
| CCPA/CPRA | ◯ | ◯ |
| AI学習への利用 | なし | 不明 |
PlaudとDIng Talk(TALIX & DingTalk A1)のセキュリティ・コンプライアンス規格への対応状況を比較すると、DIng Talk(TALIX & DingTalk A1)はHIPAA・APPIへの対応が確認できない点が気になります。HIPAAは米国の医療情報保護法への準拠を示すもので、医療情報などの機密性の高いデータの管理基準に関するものです。また、APPIは日本国内における法的要件の遵守に関する規格を指します。海外はもちろん、日本国内での使用で高いセキュリティ基準が求められるビジネスシーンなどでは、Plaudのほうが安心して使いやすいといえるでしょう。
さらに、PlaudはアップロードされたデータをAIの学習に利用しないことを明言しているのに対し、DIng Talk(TALIX & DingTalk A1)ではプランなどによってサービス向上のためにデータがAI学習に利用される可能性がある点には注意が必要です。社内機密や顧客情報など外に漏らしたくないデータを使う場合、TALIX & DingTalk A1はやや不安が残るといえるでしょう。
TALIX & DingTalk A1の始め方・登録方法
TALIX & DingTalk A1の始め方・登録方法を解説します。まずは、TALIXやDingTalkの公式サイトから、TALIX & DingTalk A1を購入しましょう。

TALIX & DingTalk A1を購入できたら、次にDingTalkのアプリをダウンロードします。アプリはAndroid・iOS・Mac・Windowsとデバイスごとに用意されているため、使用するデバイスに合ったものを選びましょう。アプリをダウンロードできたら、アカウント登録をしてログインしてください。

TALIX & DingTalk A1が届いたら開封し、電源を入れます。アプリから専用QRコードを利用してアクティベーションを行いましょう。スマートフォンとTALIX & DingTalk A1がBluetoothで自動接続されたら、録音を開始できます。
TALIX & DingTalk A1の使い方
TALIX & DingTalk A1の使い方を簡単に紹介します。TALIX & DingTalk A1で録音を開始するには、本体の録音ボタンを2秒間長押しします。

録音終了時も同じボタンを2秒間長押ししましょう。なお、DingTalkアプリと接続した状態であれば、スマホなどからでも録音の開始・停止が可能です。

ボイスメモボタンを長押しすれば、音声メモをその場で録音できます。自分の声のみを録音して音声メモのように活用したい場合は、こちらの機能を利用しましょう。

録音中はアプリにデータが自動で同期されます。アプリ上の「文字起こし」をタップすれば、リアルタイム文字起こしが可能です。

ファイルから文字起こしをする場合は、アプリで対象の録音ファイルを選択して「生成」をタップします。AI要約を行う際も、テンプレートなどの条件を設定し、「生成」をタップすることで実行可能です。
TALIX & DingTalk A1に関するよくある質問
TALIX & DingTalk A1に関するよくある質問とその回答を紹介します。
TALIX & DingTalk A1の開発元と販売元はどこの国の会社?

TALIX & DingTalk A1は、デジタル製品ブランド「TALIX」とアリババグループのワークプラットフォーム「DingTalk(ディントーク)」の共同開発による商品です。TALIXは日本のブランドですが、DingTalkは中国のアリババグループが運営しています。
販売元である株式会社HHOは東京都杉並区にオフィスがありますが、厳密には中国のデジタルテック企業HHO, Inc.の日本法人です。TALIX & DingTalk A1も中国市場を中心に展開されています。
TALIX & DingTalk A1は無料で使える?

TALIX & DingTalk A1は、本体を購入すればStarterプランで無料で使うことができます。無料のStarterプランの文字起こし時間は月300分までで、日本語・中国語・英語のみの対応となる点には要注意です。
TALIX & DingTalk A1での録音データはどこに保存される?

TALIX & DingTalk A1での録音データは一時的に端末内のストレージに保存されます。アプリとの同期後は、DingTalkのクラウド上で保存されます。
DingTalkのプライバシーポリシーによると、中国のユーザーのデータは中国にあるDigTalkのサーバーに保存され、中国外のユーザーのデータはシンガポールにあるDigTalkのサーバーに保存されるとされています。ただ、同プライバシーポリシー内では、「ユーザーは、当該移転を理解し、かつそれに同意する」との記述もあり、状況によってはサーバー内のデータが中国本土のサーバーに移されるリスクも否定できません。したがって、日本のユーザーのデータはシンガポールのDigTalkサーバーを利用するものの、中国政府によるデータ審査の可能性を否定しきれない点には注意が必要です。
TALIX & DingTalk A1が採用している音声認識モデルは?
TALIX & DingTalk A1が採用しているのは独自の音声認識モデル「Fun-ASR」です。40万時間以上の日本語音声データを学習しており、方言やフィラーの自動除去や話者分離などにも対応しています。
なお、音声認識モデル「Fun-ASR」もアリババを中心とする中国企業によって開発されたものです。同じく、文字起こし後の要約などに使われるAI処理モデル「Qwen」「DeepSeek」もアリババグループによって開発されています。そのため、音声や文字起こしデータなどがこうしたAIの学習に利用されてしまうリスクが否定できない点には要注意です。
TALIX & DingTalk A1の使用に必要なアカウントは?

TALIX & DingTalk A1を使うには、DingTalkのアカウント登録が必要です。アカウント登録は無料で行えます。
TALIX & DingTalk A1はクリップで身につけて使える?

TALIX & DingTalk A1は専用マグネットケースでスマホに取り付けるタイプで、クリップによる着用は想定されている方法ではありません。クリップで身につけられる小型AIボイスレコーダーなら、Plaud NotePinなどの機種を検討してみてください。
TALIX & DingTalk A1以外に文字起こしができるボイスレコーダーは?

Plaud NoteやPlaud NotePinなど、TALIX & DingTalk A1以外にも文字起こしができるボイスレコーダーは複数登場しています。文字起こし機能を備えたボイスレコーダーについては、以下の記事で詳しく解説しています。ほかの機種とも比較したい場合は、ぜひ参考にしてみてください。
▶︎ICレコーダー文字起こし機おすすめランキング4選|会議録音に最適な機種比較【医療/法律対応版】
AI文字起こし・レコーディングならPlaudがおすすめ

使いやすく高精度なボイスレコーダーなら、TALIX & DingTalk A1だけでなくPlaudのAIボイスレコーダーもおすすめです。
オンライン会議では「Plaud Desktop」、対面の録音では専用ボイスレコーダーのスマホにMagSafeで装着できるカードサイズの「Plaud Note」、身に着けて使えるウェアラブル型の「Plaud NotePin」、そして特に収音性能が秀でた最新フラッグシップモデル「Plaud Note Pro」の3製品を展開しています。
PlaudのAIボイスレコーダーなら、機種によって最適なマイク配置により近距離〜長距離まで幅広い範囲の音声をクリアに録音できます。高精度な文字起こし機能も備えているため、議事録やレポートなどにそのまま利用できる品質のよい文字起こしが可能です。
TALIX & DingTalk A1よりも大幅に多い10,000種類以上の要約テンプレートを用意しており、シーンに適した議事録・レポートを作成できます。Ask Plaud機能を使えば、AIに簡単な質問を投げかけるだけで要点の抽出や分析が可能。これはTALIX & DingTalk A1にはない利便性だといえます。
Plaudなら無料プランでも112言語と多言語対応です。TALIX & DingTalk A1の無料プランは主に日本語・英語・中国語の対応であるため、その他の言語での文字起こし・翻訳を行いたい場合は、Plaudのほうが使い勝手がよいといえるでしょう。
また、Plaud Desktop機能を使えば、Web会議の音声もクリアに録音可能です。設定によっては会議の開始と同時に録音を開始できるため、録り忘れも防止できます。会議に録音用ボットを参加させる手間もかからず、スムーズに記録を始められる点は大きなメリットです。この機能は、PlaudのAIボイスレコーダーを購入後、すぐに利用できます。
カード型ボイスレコーダーとしてはTALIX & DingTalk A1よりもコンパクトかつ軽量で、Plaud NotePinならクリップでの取り付けも可能です。コンパクトさや軽量さを重視する場合は、PlaudのAIボイスレコーダーも検討してみてください。
| 機能 | 特徴 |
|---|---|
| 録音機能 | AI指向性音声収音技術を搭載し、雑音の多い環境でもクリアな音声を収録可能 |
| 文字起こし機能 | 112言語に対応し、録音データを自動でテキスト化して編集可能な文書を生成 |
| オンラインミーティング録音 | Plaud Desktopを利用することで、あらゆるオンライン会議を会議ボットなしで記録 |
| 多次元要約 | 複数の要約テンプレートに対応し、議事録や要点整理を自動作成 |
| タイムライン機能 | 録音内容に自動でタイムスタンプを付与し、簡単に振り返り可能 |
| ファイル共有 | 文字起こし文書や録音データを豊富なファイル形式ですぐに共有可能 |
| Ask Plaud機能 | 会話内容から次のアクションやToDoを自動抽出し、戦略的な意思決定をサポート |
| テンプレートスナップ | 手書きメモや印刷物を撮影するだけで編集可能なテンプレートに変換 |
| AutoFlow | 録音から文字起こし・要約・メール送信までを自動で実行 |
| テンプレート数 10,000以上 | 公式とコミュニティを含め、多彩なフォーマットを提供 |
| セキュリティ | GDPR、EN 18031、SOC 2 Type II、HIPAA、ISO/IEC 27001:2022、ISO/IEC 27701:2019に準拠し、国際水準のデータ保護を実現 |
| クラウド連携 | 録音・文字起こし・要約をクラウドに保存し、デバイス間で共有可能 |
料金プランは、無料・Pro・Unlimitedの3種類で、それぞれ月間文字起こし時間の制限や機能が異なります。有料プランのPro・Unlimitedは3日間の無料トライアルが可能です。
Plaudに関する詳しい情報、お申込みはこちら

















